パワーストーンってどのようにしてできたの?パワーストーンの由来や歴史に迫る
私たちが普段気軽に目にすることができるようになったパワーストーンには、長い歴史があることをご存じですか?
近年はアクセサリーの1つとして楽しむことが増えていますが、昔は権力を示したり、お守りとして使われることが多かったようです。
そこで今回は、パワーストーンの由来や歴史、昔から愛されているパワーストーンの種類についてご紹介していきます。
パワーストーンとは?
パワーストーンとは、特殊なパワーがある天然石のことで、身につけることによってその効能を得ることができると言われています。
この力は科学的に証明されているわけではありませんが、古来から言い伝えられていることから、信用して身につけている方も多くいるようです。
パワーストーンの歴史
では、パワーストーンはいつ頃から使われていたのでしょうか?
ここからはパワーストーンの歴史について見ていきましょう。
古代文明からあるパワーストーン
パワーストーンの起源は古く、古代文明から使われていたと言われています。
昔はパワーを得るために身につけるというよりも、呪術の道具として使われており、魔術や毒を防ぐ効果があると信じられてきました。
そのため、古代エジプトでは天然石をミイラの中に入れるということもあったようです。
歴史書によって伝承されている
過去に使われていたパワーストーンは、歴史の史実に書かれたものを専門の学者が解読して発覚しています。
そのため、その内容から今のパワーストーンの効能が言い伝えられているのだと考えられます。
史実は作者不明のものが多く、その信憑性がないという人もいるようです。また、近年新たに発覚した鉱物には名前をつけられ、市場に出回るようになっているようです。
1970年代に一気に広まる
こういったパワーストーンの文化はアメリカのヒッピー文化によって注目を集めました。
この時に人気となったパワーストーンには、現代でも親しみを感じることができる言葉でその効能が語られるようになり、高いヒーリング効果が人気となりました。
この時に広まった文化は日本にも影響を及ぼし、1980年代に日本でも多く愛用されるようになりました。
古来から愛用されているパワーストーンの種類
ではここからは、古来から愛されているパワーストーンの種類をご紹介していきます。
気になるものがあるかどうか、ぜひチェックしてみてくださいね。
世界最古のパワーストーン「ラピスラズリ」
ラピスラズリは世界最古のパワーストーンと言われており、古来から現代まで長い間愛されてきているパワーストーンとなっています。
ラピスラズリの深い藍色は妖艶な雰囲気を醸し出しており、当時は金よりも高価な価値があるものと位置づけられていました。
特に古代エジプトではよく利用されており、ツタンカーメン王の黄金のマスクやツタンカーメンのミイラの中にも使われていたようです。
このような使用方法となっていたのは、ラピスラズリが天界と冥界の神オシリスの石と言い伝えられており、死者の魂を守る力があると考えられていたことが挙げられています。
現在では、ラピスラズリは最強の幸運を招く石と言われており、運が落ちている時に利用すると高い効能を発揮すると言われています。
深い藍色はアクセサリーにしても上品な雰囲気となるため、人気が高いパワーストーンです。
幸運を呼ぶお守り「カーネリアン」
カーネリアンの歴史も古く、紀元前2500年頃から栄えたインダス文明で使われていたことが分かっています。
インダス文明ではビーズに加工し、世界各地に輸出したことで知られています。
世界中に発送されたカーネリアンは活力を与えて幸運を呼ぶ石と言われており、お守りとして愛用されていたようです。
カーネリアンは深みのある発色のよいオレンジのカラーが特徴で、見た目のかわいらしさからも人気が高いパワーストーンです。
現在は真実を見抜く石と呼ばれており、目標を達成したいと思っている時に勇気を持って一歩を踏み出すために持つ方が多いと言われています。
明るいカラーはアクセサリー向きで、その見た目から選ぶ方もたくさんいるようです。
高いパワーを持ち愛される「水晶」
水晶は古来から世界中で愛されてきた歴史のあるパワーストーンです。
無色透明な輝きが昔から多くの人を魅了しており、1番人気のある石だと言われています。
古来エジプトでは、水晶の美しい見た目から神が作った溶けることのない氷だと考えられていたため、特殊なパワーを秘めているはずだという認識が定着していたようです。
そのため、ファラオの王冠の装飾に使われていたことが知られています。
水晶は現在でも人気の高いパワーストーンとなっており、さまざまなパワーストーンを使ったアクセサリーに使われています。
邪気を祓い、幸運を招くという効能で知られており、持つことによって浄化をしたり癒してくれるパワーストーンとなっています。
また、美しい無色透明の見た目は他の石との相性もよく、使いやすいという点も魅力だと言えるでしょう。
日本で古代から愛される「翡翠」
7000年前から霊力の宿る石と言われており、宝飾品として使われていたり、儀式の道具となっていたようです。
天皇の印として使われていた八尺瓊勾玉にも翡翠が使われており、勾玉として知名度を高めてきたと考えられています。
翡翠は薄い緑が混濁したような色合いとなっており、その柔らかい美しさと独特さが人気となっています。
アクセサリーとしてつけるだけでワンランク上の雰囲気を醸し出せるという点がメリットでしょう。
現在でも翡翠は人生の成功を守護する奇跡の石と言われており、ビジネスを成功させるためのお守りとして使われることもあるようです。また、精神力を高めてくれる効能もあるため、魔よけのお守りとしても効果があるでしょう。
ラリマー
ラリマーは1828年にイタリアで発見されたパワーストーンです。
発見当初は価値がないと考えられていましたが、半世紀以上経った頃に再度その美しさが注目を集め、人気の高いパワーストーンとなりました。
現在では三大ヒーリングストーンの1つとして知られています。ラリマーは美しい海のカラーとなっており、愛と平和を象徴する石だと言われています。
変化にも強いと考えられており、自分の人生における変化にストレスを感じることなく自分の目標に向かってまっすぐ努力ができるようになるという効能があります。
創造性やインスピレーションを高める効能もあるため、芸術家やクリエイティブな仕事の方が身につけることが多くあるようです。
その色合いも美しいので、アクセサリーとしても個性的な魅力を発揮することができる、人気の高いパワーストーンとなっています。
まとめ
いかがでしたか?
パワーストーンは古来から特別な力を秘めた石として愛用されており、現在もその人気は続いています。
パワーストーンの効果は科学で実証されているわけではないので、本当に効果があるか信じられないという方もいると思いますが、古代から長く信じられていることから、実際に何かしらの影響があるものだと考えることができるでしょう。
身につけることによってよい影響があったという方も多くいることから、パワーストーンは運気を高めるお手伝いをしてくれると言えるでしょう。